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お客さまとのかかわり

医薬品の改良

 久光製薬は、患者さんが少しでも快適な暮らしができるよう、日々医薬品の改良に努めています。患者さん一人ひとりの生活シーンを思い巡らし、貼付剤のサイズ、形状、利用回数の低減などの改良にも取り組んでいます。以前は1日に複数回貼付していたパップ剤を、1日1回の貼付で長時間の活動を可能にする等、患者さんのQOL向上にも貢献しています。

Salonpas®-HOT

Salonpas®HOTは従来の1枚入から3枚入に増量し、2019年2月にアメリカで発売しました。増量するだけではなく、製剤を半折りにすることでパッケージサイズを小型化し、環境に配慮した商品仕様となっています。
さらに、薬袋にジップをつけたことで、お客さまが未使用の商品をより簡便・確実に保存することもできます。

Salonpas®-HOT

モーラス®パップXR

 パップ剤の特長である冷却作用を有し、かつテープ剤と同等の付着力および効能がある商品として製剤設計されました。製剤改良により貼付回数は1日1回となっており、モーラス®パップ処方比70%の軽量化を実現することで、環境にも配慮しています。

モーラス®パップXR

「 のびのび®サロンシップ®F」新包装発売

 「のびのび®サロンシップ®F」は、長時間持続する付着性を実現させた新設計のシップ剤として、2019年7月に発売しました。お客さまの「お手頃な枚数が欲しい」「コンパクトなサイズの商品が欲しい」というご要望にお応えし、従来の商品に加えて、新包装10枚入となっています。

 のびのび®サロンシップ®F

今後の医薬品改良の視点

 医薬品の改良については、「お客さまからの問い合わせや頂戴したご意見」「最新の製造技術」「研究開発の成果」を主要な観点として取り組んできました。これまでは、作る側の視点と使う側の視点が中心となっていましたが、久光製薬グループとしてESGの推進を掲げるなかで、新たな視点も積極的に検討していくことが重要と考えています。
 今後は、サプライヤーや廃棄段階のプロセスなども網羅的に包含し、「エコロジー」や「サーキュラーエコノミー」などのテーマによる考え方も取り込むこととしています。「モーラス®パップXR」における改良はその先駆的なものとしても捉えています。
 また、「製品仕様の標準化」を目指し進めてきた、研究開発・生産・営業などの合同プロジェクトをさらに一歩進めた体制整備も進めていきます。
 加えて、オープンイノベーションの観点から、サプライヤーとの協業を進め、幅広い技術情報を活用して、利用者・患者さんへ貢献していくことも重要であると考えています。

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