企業情報
従業員とのかかわり
職場環境
久光製薬は、すべての従業員がそれぞれの力を最大限発揮できるように、健康と安全に配慮した働きやすい職場環境づくりに努めています。男女問わず継続的なキャリア形成を実現するための制度や、仕事と生活にメリハリを持って取り組めるよう、保養施設やスポーツ・文化サークルの場を提供するとともに、福利厚生の専門会社を利用し、国内各地でさまざまなサービスを受けられるようにしています。
ライフイベントに関する制度
さまざまなライフイベントを迎えた従業員が、男女問わず継続して能力を発揮できるよう制度を整えています。2012年度には、「次世代育成対策推進法」に基づき、子育てサポート企業と認定され、「くるみん」マークも取得しています。
社内保育園
社内保育園「さくらさく保育園」を九州本社内に開設しています。保育時間を勤務時間に合わせて午前7時から午後8時までとしており、小学校に進学するまでの約30名の園児が利用しています。事業所内に保育園を設置することで、子育て中の従業員が安心して子どもを預けることができ、仕事と育児を両立しやすい環境づくりを推進しています。
産休・育休者能力アップ支援
産休・育休者専用の情報サイトを設け、産休・育休者同士や先輩社員との情報交換や育児・病気について24時間電話相談ができるようにしています。また、職場復帰講座などの通信教育も整え、仕事から離れることでのスキル低下や、復職後の仕事と育児の両立に対する不安を軽減できるよう努めています。
2018年度中に復帰時期を迎えた育児休業取得者の復職率は96%でした。
マタニティ制度
妊娠中の従業員が、体調管理のための休暇を取得できる制度を設けています。
保育料サポート制度
育児サポートの一環として、会社が保育料の一部を補助することで経済的負担を軽減し、早期復職を促す制度を設けています。
働き方改革への取り組み
従業員が仕事とプライベートのバランスを取りながら、活き活きと働くための制度を導入し、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みを推進しています。
時間外労働を減らすために、業務の見直しを図り労働生産性を高めるとともに、上司が部下の勤務時間や業務の進捗状況、健康状態を毎月確認し、必要な対応を講じています。
また、毎週水曜日に定時退社を促す「家族団らん・自己啓発の日」や、有給休暇の取得を推奨する「家族の絆を深める日」(誕生月を含め年2回)を定めるなどして、職場環境の改善に取り組んでいます。2018年度は、連続3営業日以上の有給休暇を取得する「WAKUWAKU連続休暇」制度を新設し、心身ともに健康で活力ある職場づくりを推進しています。
従業員の活動評価
当社では、仕事に対する意欲の向上や自己の成長を図るため、個人の成長度と会社に対する貢献度の二つの観点により一人ひとりを評価しています。
評価期間のはじめに上司との面談をもとに明確な目標を定め、期間終了後には振り返りと自己評価を行います。その後、上司との面談を通じて達成度や改善点などを確認することで、従業員の能力向上を図っています。
また、目標管理だけではなく行動評価も加えた最終評価が従業員への報酬に反映され、最終結果を従業員にフィードバックすることで、仕事に対する達成感につなげています。
福利厚生および制度
保養施設
当社は従業員の保養施設として、大分県由布市で「湯布高原ヴィラ」を運営しています。この施設は九重連峰を望む高台に位置し、宿泊施設と温泉、研修施設を備えています。従業員や家族の保養のほか、社員研修でも利用しています。
独身寮・社宅
本社、研究所のある地区には独身寮や社宅を備え、住環境整備を行っています。それ以外の地区では、借上社宅制度を設け、転居を伴う異動や単身赴任者の生活不安を解消しています。
持ち家取得の援助
従業員の住宅取得負担を軽減し資産形成を支援するため、従業員持ち家援助制度を設けています。
久光製薬クラブ
久光製薬には、従業員が相互の親睦を図り、福利厚生活動の一環として運営する「久光製薬クラブ」があり、当社は設備の整備や資金面での支援を行っています。このクラブは、全国でスポーツ系から文化系まで100を超えるクラブが活動しており、従業員は希望の部会に参加し、共通の趣味や余暇活動を通じて年代や部門を越えた交流を深めています。
また、従業員の健康増進や社内交流を目的として毎年体育行事および社員旅行を実施しており、勤務日を調整するなどして参加しやすい環境づくりに努めています。
VOICE
育児休業制度を利用して
第二子の出産を機に、1ヶ月間の育児休業(育休)を取得しました。第二子の出産後に長女の面倒を見る必要があり、仕事と家庭の両立に悩んでいたところ上長から育休取得の提案があり、妻と話し合った結果、取得することに決めました。
最近は男性の育休がニュースや新聞で話題に取り上げられ、取得したいと考える男性も増えているようです。ただ、大切なのは「取得すること」ではなく「取得して何をするか」だと思います。子どもの出産を機に、家庭や仕事で何をすべきかを考え、その上で育休が必要かどうか周囲の人々と相談することが重要だと感じています。