企業情報

従業員とのかかわり

雇用

 久光製薬は、行動指針において人種、国籍、民族、性別、年齢、信条、宗教、障がい、疾病、社会的身分による不当な差別やハラスメントを排除することを定めています。全従業員でお互いを認め、高めあう環境を作ることで、一人ひとりが能力を最大限に発揮し、活躍し続けられる組織づくりに努めています。

多様な人材の活躍

 久光製薬は、企業の根幹が「人」にあることを認識し、事業活動を通じて従業員の能力発揮や自己実現を図ることが重要であると考えています。経歴や文化的背景、ライフステージが異なる従業員それぞれの個性を尊重し、多様な人材の活用を促進することで、今後の環境変化に適応する企業体質の変革を推進しています。
 さらに、管理職研修をはじめ社内研修の場でも多様な人材活用の重要性について啓発し、ダイバーシティの理解を深めています。

グローバル人材の育成

 グローバルな事業展開を行うために、海外拠点での従業員採用を拡大しています。現地での採用後、人事異動や研修を通じて、日本の文化や社員に対する理解を深めることで、グローバルコミュニケーションを図っています。久光製薬グループにおける海外従業員比率は、2019年2月現在41%となっています。
 また、海外での競争力を強化するため、グローバルに活躍できる人材育成を推進しており、英語研修や異文化コミュニケーション、マネジメントスキルなどの取得・向上を目指した研修の機会を提供しています。2018年度は、全従業員に対してTOEICの受検を支援する「グローバルチャレンジ」制度を導入し、従業員の英語の自己学習を支援するとともに、将来のグローバル人材の掘り起こしをしています。

国内・海外従業員比率
久光製薬グループ
国内・海外従業員比率 2019年2月末現在

女性活躍の推進

 企業の持続的な成長と企業競争力強化のために、女性の活躍推進は欠かせないと考えています。男女を問わず従業員それぞれがライフイベントに応じた働き方を実現し、活躍し続けられる環境整備に取り組んでいます。結婚や出産・育児、介護等に関連する制度を導入し、ライフイベントと仕事の両立をしやすい環境を整えるとともに、管理職研修や階層別研修などの社内研修で両立支援制度の周知を行うことで、多様な働き方に対する理解や意識の向上を図っています。
 また、女性管理職の育成にも努めており、2013年よりヒサミツ・ウィメンズ・リーダー(HWL)研修を実施しています。各部門から推薦された従業員が、コミュニケーションやリーダーシップ、チームマネジメント、セルフマネジメントやキャリアビジョンなどの知識やスキルを、研修を通じて習得します。
 2018年度の当社における女性管理職比率は、2013年度と比較して2.4%増加しており、その中でHWL研修の受講者は10名にのぼっています。

女性管理職比率
女性管理職比率

障がい者雇用

 多様な人材活用の一環として、障がい者雇用を促進しています。製造現場での軽作業だけではなく、企画部門や研究所などにも雇用を拡げ、能力に応じて活躍できる業務の創出に努めています。
 また、多目的トイレの設置や段差の解消など職場環境を整備するとともに、職場懇談会を定期的に開催して対話の場を設け、働きやすい環境づくりに努めています。今後も従業員の個性や能力に応じて活躍できる職場環境づくりに積極的に取り組んでまいります。

高年齢者雇用

 従業員が生涯生活設計を考え、充実したセカンドライフを送るためのきっかけづくりの場として、57歳を迎えた従業員を対象に「ライフプラン研修」を実施しています。また、60歳の定年を迎えた社員を対象に再雇用制度を設け、希望する社員を最長65歳まで雇用しており、従業員が長期にわたり安心して就労できるよう、支援体制を整えています。

モラール・サーベイ(従業員満足度調査)

 従業員の満足度調査として、1998年からモラール・サーベイを実施しています。組織の強みと課題を明らかにし、活力溢れる職場にすることを目的としており、調査結果は職場ごとにフィードバックし、マネジメントや職場環境の改善に活用しています。また、全社的な研修の教育カリキュラムにも結果を反映し、改善につなげています。

研修制度

 企業という組織は、一人ひとりの能力と個性の集合体であり、能力と個性を育成することが企業の発展に結びつくものと考えています。当社は「人材は磨いて作り上げるもの」という考え方のもと、長期的視点に立ち、組織的および計画的な人材育成に取り組んでいます。個々の成長レベルに応じた考え方・スキルを習得する階層別、スキル別の研修などさまざまな研修を実施して成長の機会を提供しています。また、自由な時間に学べる通信教育制度を設け、業務のスキルアップやグローバル化に必要な語学力の習得ができるよう自己研鑚の支援を行っています。医薬情報担当者(MR)に対しては、「MR認定試験」学習の支援を行うほか、最新の医薬情報を医療関係者の方々へわかりやすくお伝えできるように、継続した教育研修を実施しています。

新入社員研修でのグループワーク
新入社員研修でのグループワーク
研修制度
研修制度

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