企業情報

従業員とのかかわり

人材

久光製薬は、新たな価値を創出するために、多様な人材の確保、育成および社員の満足度向上を目指した人材開発に取り組み、継続的にイノベーションを創出し続けていく組織づくりを目指します。すべての従業員に対し、キャリアアップに関する積極的な対話を心掛け、仕事にチャレンジする機会を提供し、人材開発を推進します。

雇用

久光製薬は、優秀な人材の確保、定着、育成に取り組み、多様な人材が能力を十分に発揮し、安心して働くことができる職場環境づくりを推進しています。

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進

久光製薬は、多様な人材の活用を重要な経営戦略のひとつと位置づけています。国籍、性別、宗教や年齢、障がいの有無などの属性面に加え、価値観やライフスタイルなども含んだ幅広い多様性を持つ従業員を受け入れています。
当社にとって、従業員の個性や能力を最大限に発揮できる職場環境の整備が、グローバルな事業展開における推進力となり、互いに多様な価値観を共有することで、イノベーションの創出が生まれ、持続可能な社会の実現に貢献いたします。

新入社員

経営戦略を実現するために必要な人員を適正に配置し、持続的に成長し続けるために、新入社員の採用を実施しています。組織ごとに必要なニーズを把握した上で、量的・質的な充足を目指しています。医薬品業界を取りまく環境は大きく変化しており、グローバルな事業展開が加速するなか、自ら考え挑戦できる人材や将来的にグローバルに活躍したい人を国籍、性別を問わず求めています。

高年齢者

生涯生活設計を自ら考える場として、57歳を迎えた従業員を対象に、「ライフプラン研修」を実施しています。また、60歳の定年を迎えた従業員を対象に定年後再雇用制度を設け、希望する従業員については65歳まで働き続けることのできる体制を整えています。高年齢者には、これまで蓄積してきた知識や経験、ノウハウを後進に伝え、人材育成につなげることを期待しています。

障がい者

障がいの特性(内容や程度)、能力に応じて、活躍できる場の提供に努めています。
当社では、コミュニケーションの障壁をなくすための環境整備、メンタルヘルスを重視した懇談会や個人面談を実施し、久光製薬の一員として、いきいきと働くことができる職場づくりに取り組んでいます。2019年度は、九州本社以外の全国の支店、筑波研究所に活躍の場を広げています。

人材開発

当社は「人材は磨いて作り上げるもの」という考え方の下、長期的視点に立ち、経営理念を実現するための原動力である社員の能力向上を目指した研修制度を設け、組織的、計画的に人材育成に取り組み、経営戦略と関連付けたHRM(人的資源管理)を推進しています。
また、モラール・サーベイ(従業員満足度調査)の結果を定量的に集約・分析し、各種研修プログラムに反映しています。

管理職の育成

管理職に求められる業績目標の達成に向けての人材育成のため、管理者自身の意識改革や動機付けという点を重視してカリキュラムを組んでいます。組織を管理するのみではなく、より高度なスキルとして、各事業分野の課題を現場レベルに落とし込み、的確に状況を判断しながら運営していくという経営戦略を実現するための能力開発に努めています。
新任管理職を対象とした研修をはじめとして、管理職全員を対象とする研修から選抜型の研修など、目的とニーズに合わせた研修を行っています。

若手・中堅社員の育成

若手社員には、若手階層別研修(3年目研修)を通じて、自らの成長に自律的に取り組む姿勢づくりを推進しています。
中堅社員に対しては、中堅階層別研修(5年目研修)を通じて、自己研鑽機会の提供に加え、適性を踏まえた配置を通じて、組織のリーダーに必要となる実践的な知識・経験の習得を図っています。このように、入社3年目以降のキャリア開発を目的とした種々の人材開発プログラムを実施し、継続的な成長支援の機会を設けています。

新人社員の育成

初年度は、新人研修として、長期的な視点に立ち、社会人として成長するためのサポートや与えられた職務を確実に遂行できる能力を身に付けるための研修を行っています。

女性活躍の推進

企業の持続的な成長と企業競争力強化のために、女性のさらなる活躍は欠かせないとの考えの下、仕事とライフイベントを両立しやすい環境を整え、育児休業者の円滑な職場復帰支援も行いながら、管理職研修や階層別研修の場で周知することで、多様な働き方への理解や意識の向上に継続して取り組んでいます。
女性管理職の育成については、主に中堅階層を対象に「ヒサミツ・ウィメンズ・リーダー(HWL)研修」を実施しています。各部門から選抜された従業員が、コミュニケーションやリーダーシップ、チームマネジメント、セルフマネジメントやキャリアビジョンなどについての知識やスキルを習得しています。
2019年度の女性管理職比率は4.4%で、より一層活躍の場を広げるべく取り組んでいます。

<取り組みの成果>

当社は、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(2018年4月1日~2021年3月31日)で、管理職に占める女性の比率を2017年度比で1.5倍とする目標を掲げました。2020年9月末時点で、女性管理職比率は1.35倍と順調に推移しています。また、女性平均勤続年数(13.1年)と男性平均勤続年数(14.1年)もほぼ同水準となり、引き続き女性活躍の場を広げていきます。

グローバル人材育成

国内外での企業競争力を強化するため、グローバルに活躍できる人材育成を推進しており、語学研修や異文化コミュニケーション、マネジメントスキルの習得・向上を目指した研修機会を提供しています。また、その一環として、2018年度より全従業員に対してTOEIC受検を支援する「グローバルチャレンジ」制度を導入し、英語の自己学習を積極的に支援しています。

人事評価

当社では、日々の仕事への意欲の向上と自己成長を図るため、個人の成長度(行動管理)と会社に対する貢献度(目標管理)の二つの観点から、個々の活動を評価しています。
行動管理については、毎年、高い成果を生み出すための行動を安定して発揮しているかを上司との面談を通じて確認し、改善点をお互いに確認し合うなどしています。また、目標管理についても、評価期間のはじめに上司との面談を基に目標を設定し、期間終了後には自己評価を行った後、上司との面談を通じて目標達成の度合いや今後に向けての取り組みを話し合い、さらなる成果の向上につなげる機会としています。これらの評価は従業員の処遇に反映され、最終結果を従業員にフィードバックすることで、仕事に対する達成感につなげています。

研修制度

VOICE

人材開発とイノベーションの創出

人事部 部長 伊東 和紀

久光製薬が、持続的に成長し続けるためには、組織を先導・統括する人材が常に必要であり、そのためには、中長期的な人材育成を強化する必要があります。
人事部では、取り組みのひとつとして、入社5年目までの従業員に対して、与えられた課題に対してチームで議論し、最後までやり遂げることの重要性を学ぶ場を提供しています。また、入社以降の自身を振り返り、他者からのアドバイスも踏まえて自身のキャリアプランを考える貴重な時間にもなっています。このような取り組みを通じて、専門スキルの習得意欲の向上や、従業員の適性や成長を期待しての人材配置につなげていきたいと考えています。
同時に、我々が企業活動を行う上で法令および企業倫理の遵守、誠実な対応などコンプライアンス実践が重要であり、人材開発のなかでも常にこの視点を欠かさないようにしなければなりません。
人事部では、従業員の能力を最大限に発揮できる人材開発をさらに推進し、イノベーションを創出し続ける組織づくりに取り組みます。

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