philosophy
理念を知る

世界中の人々の「健康・安全・快適な生活」を実現するため、
『「手当て」の文化を、世界へ。』広げていく。

その昔、病気やけがの時、人はまず患部に手を当てて来ました。自らの患部に、家族のために「手を当てる」こと。込められているのは「思いやり」。これが久光製薬の原点とも言えます。患部に「手を当てる」代わりに「貼るだけ」で誰もが簡単に病気の症状を改善できる貼付剤は、服薬の改善やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献できるものであり、世界に誇れる日本の治療文化です。この「手当ての文化」の有効性ならびに、それがもたらす感動を世界中の人々にお伝えすることこそが当社の使命。その使命のもと幅広い事業展開を進めています。

「手当て」に込められた思いやり。
それを形にすることこそ、
TDDS(経皮薬物送達システム)研究の原点にあるもの。

世界中の人々の「健康・安全・快適な生活」という根本的な願いに応えるための原動力となるのが、TDDS(経皮薬物送達システム)の研究です。TDDS製剤を皮膚に貼ると、放出された薬物が皮膚へ移行します。皮膚のバリアである角質層を経て表皮を透過し、真皮中の毛細血管より吸収されることで全身的に効果をあらわしたり、さらに皮下組織の内側にある筋肉等の組織に到達して局所的に効果をあらわしたりします。
薬物をTDDS製剤にすることにより、「血液中の適切な薬物濃度を長時間にわたり維持することができる」、「子どもやお年寄りの方など嚥下困難な患者さんへも投与が可能になる」、「副作用が発現した場合にも剥がすことにより簡単に投与中断ができる」など診療科を問わず幅広い治療上のメリットを生み出すことができます。そのため、整形外科、緩和ケア科、泌尿器科、神経内科、精神神経科などの様々な領域でTDDS製剤の研究に取り組んでいます。
当社は、これを実現するためにTDDS製剤の創薬に集中し、「世界の人々のQOL向上を目指す」ことを経営理念と定め、全世界への展開を行っています。
TDDS: Transdermal Drug Delivery System