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更年期チェック

上手に付き合う「更年期」 更年期を知って、いつまでも自分らしく

読売新聞 2020年1月31日付

第17回気になる症状は婦人科へ

40歳代後半になると、月経不順やほてり、不眠などさまざまな症状に悩まされる人が増えてきます。「年だから仕方ない」「そのうちなくなるだろう」と我慢している人も多いのではないでしょうか。更年期は人生100年の折り返し地点。気持ちよく再スタートを切るためにも、心と体のメンテナンスのチャンスととらえましょう。

高橋 一広(たかはし かずひろ)先生

1987年山形大学医学部医学科卒業、同付属病院産科婦人科、97年医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構研究員、2001年大阪大学大学院医学系研究科産科婦人科学教室研究員、02年山形大学医学部産科婦人科助手、06年同講師、11年同准教授、17年よりあかねヶ丘高橋レディスクリニック院長

女性ホルモンの減少が閉経後の健康に大きく影響

45歳前後になると、それまで毎月あった月経がとびとびになったり、いつまでもダラダラと出血が続いたりして、月経不順に悩まされる人が増えてきます。そのうち、ほてりや発汗、イライラ、不眠、肩こりなどの不定愁訴が始まります。

これらの更年期症状の原因は、卵巣の働きが低下したことによる女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。男性はエストロゲンが年齢とともに徐々に減少します。女性は40歳代からエストロゲンが減り始め、50歳代の閉経前後に急激に減少します。

加齢による女性ホルモンの変化

エストロゲンには血管をしなやかに保つ働きもあるため、閉経以降は動脈硬化が進みやすく、脳卒中や心筋梗塞などの心血管系の病気のリスクが高まります。

更年期症状の一つであるほてりの頻度が高い女性ほど、動脈硬化症を発症する可能性が大きいという海外の報告もあります。単なるほてりと甘く考えずに、エストロゲンの減少がもたらす将来の健康への影響について考えるきっかけにしてほしいと思います。

更年期症状をきっかけに婦人科をかかりつけ医に

ただし、不定愁訴を何でも更年期症状と決めつけるのは危険です。ほてりや発汗は甲状腺機能亢進症、動悸は貧血、不眠は抑うつ障害など、別の病気が原因のこともあるからです。気になる症状がある場合は、我慢せずに早めに婦人科を受診してください。

問診で更年期障害かを診断してもらいましょう。他の病気が疑われる場合には、必要に応じて専門の診療科を紹介してもらってください。

更年期障害の治療の第一選択は、ホルモン補充療法(HRT)です。ホルモン剤には、貼り薬、塗り薬と飲み薬があり、用量は症状に応じて調整します。その他にも、漢方薬や抗うつ薬など、症状に合った薬を使用します。

更年期障害で受診する患者さんは、真面目で周囲の期待に応えようと頑張りすぎて心身のバランスをくずしてしまう人が多いようです。働いている人は責任をとる立場でストレスを抱えていたり、家庭生活では子どもの独立、親の介護のことで悩んでいたりとさまざまな役割を担って大変な世代です。人生100年と考えると、更年期は第二の人生の始まり。気持ちよく再スタートできるよう心と体のメンテナンスをしておきましょう。

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