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更年期チェック

上手に付き合う「更年期」 更年期を知って、いつまでも自分らしく

読売新聞 2018年7月2日

第14回更年期症状だけではない全身への長期的な影響

「体調が優れず、気分も落ち込みがち」と悩んでいませんか?40~50代の女性は心とからだの変わり目である更年期を迎え、さまざまな不調が起こりがちです。症状は個人差が大きいので、つらいと思ったら、早めに婦人科の先生に相談してみましょう。

加藤聖子(かとう きよこ)先生

1986年九州大学医学部卒業。米国ラホヤ癌研究所などを経て、1992年九州大学生体防御医学研究所附属病院生殖生理内分泌婦人科、2009年順天堂大学医学部産婦人科講座准教授、2012年九州大学大学院医学研究院生殖病態生理学教授、2015年より同研究院副研究院長を兼任。

原因はエストロゲンの急激な減少
全身への長期的な影響にも注意

日本人の閉経年齢はおよそ50歳といわれ、その前後5年間を更年期と呼びます。40歳を過ぎる頃から月経が不規則になり、ほてりやのぼせ、発汗、動悸、息切れ、頭痛、めまいなどの症状が現れます。さらに不眠、イライラ、ゆううつ、そして関節痛や腰痛など、現れる症状や重さはさまざまです。この時期は夫の定年退職、子どもの自立、親の介護など、さまざまなライフスタイル上の変化に見舞われることが多く、こうした精神的なストレスも症状に影響します。

これらの症状の原因の一つは、卵巣から分泌される女性ホルモンである「エストロゲン」の急激な減少によるものです。エストロゲンは乳房や子宮だけでなく、脳、皮膚、骨、血管など全身で働いています。そのためエストロゲンが減少すると、更年期症状だけでなく、コレステロール値や血圧が高くなったり、腟の乾燥や尿失禁が起こる場合もあります。長期的には骨密度が低下し、骨折しやすくなるという影響も出てきます。

更年期以降をより良く過ごすために
婦人科でのヘルスチェックを

更年期になって気になる症状が現れたら、早めに婦人科を受診しましょう。更年期障害の治療法として、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、向精神薬による治療があります。HRTは少なくなったエストロゲンを補う根本的な治療であり、個人差はありますが、多くの人が2週間から1カ月で症状が改善します。お薬には経口剤、貼付剤、塗布剤があります。5年をめどに実施されることが多いのですが、最新のHRTガイドラインではHRT継続の制限に一律の年齢や投与期間はないと明記されています。定期的に検診を受け、医師と相談しながら実施しましょう。

また、更年期障害の他にも更年期以降は、さまざまな病気のリスクが高まります。乳がんと卵巣がんは40歳以降で、子宮体がんは50歳以降で発症率が上がります。「更年期だから」と体調不良を更年期障害、不正出血を月経不順だと思い放っておくと、こうしたがんを見落としてしまう危険性があるため注意が必要です。

婦人科では女性の健康を総合的に診ることができます。更年期以降の人生をより健康的に過ごすためにも、婦人科での定期的なヘルスチェックをおすすめします。

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