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グローバルCSRを考える

中国の医療事情

人口 13億人を超える中国は、GDP世界2位の大 国であり、経済の発展に伴い、医療関連の技術・制度も進展し、市民の健康意識も高まってきています。 21世紀に入って、保険制度や病院などの医療体制が急速に整備され、中国の医療状況について本格的な進展が見られるようになりました。
一方で、高齢者の増加や都市部への人口集中などによい医療制度が市民の要望に十分応えきれていないといった課題も見られます。
また、経済発展に伴って健康に対する市民の意識も変化しています。健康関連の情報に触れる機会が増加し、食事や運動なども含めて、個人個人の健康に対する意識が向上し、中国国内での衛生総費用※ および一人当たりの衛生総費用は近年増加傾向にあります。

※衛生総費用:健康増進、疾病予防にかかる費用

  2015 2016 2017
中国の衛生総費用(億元) 40,975 46,345 52,598
GDPに対する衛生総費用(%) 5.95 6.23 6.36
人当たり衛生総費用(元) 2,981 3,352 3,784

久光製薬の中国へのアプローチ

中国における健康意識の醸成や医薬品デリバリーの仕組みが整ってきた状況を鑑み、久光製薬では2012年に中国へ進出を果たしました。
巳本から製品を輸入し、中国全土へその販売を拡 大することで、2018年にはGS戸認証を取得。同年 1月、蘇州市に「久光制药(中国)有限公司」を設立 し、輸入販売業務をさらに拡大し、これまで以上に中 国マーケットでの取り組みを進めていくこととなりました。

GSP: Good Supply Practiceの略称で、中国語においては「医薬吊経営吊質管理規範」という。

久光中国総経理松木映之

設立の準備段階から中国でのビジネスに関わってきました。行政との関係構築、中国国内ブランドとの競合、複雑な販売システムヘの対応など中国特有のビジネスを踏まえて業務を拡大しています。現在ではサロンパス®の知名度は高まりつつありますが、まだまだサロンパス®の価値を十分に届けきれているとは思えません。さらに、一歩、二歩と様々な挑戦を続けていくことが霊要だと感じています。

久光制药(中国)有限公司の強みと課題

中国には二つの法人がありますが、現在は久光制药(中国)有限公司が中心となり、中国でのビジネスを進展させています。従業員は、二社合わせて70人ほどで、内勤の多くは女性社員です。営業は全国40都市のスタッフが担当していますが、広大な国士への対応も大きな課顆となっています。

日本から輸入された商品の多くは、卸業者を適じて大手量販店などを中心に、各地の店舗で販売されています。しかし、省ごとに制度などの違いがあるため、適切に対応することも重要な観点となっています。「『貼り薬の文化』など日本と共通する部分や古くからの文化的な交流といった、強みをもっと活かしていけるはずです。(渡辺)」

※Eコマース:ネットショッピング等の電子商取引
久光中国 渡辺純

中国におけるCSR活動

久光製薬の中国でのCSR活動の多くは、事業と関連したものとなっています。久光中国には製造拠点がないことから、環境保全対応などの責任は大きくなく、医薬品の提供を通じた市民のQOL向上を図る活動が中心です。
特に近年は、若年層におけるスポ-ーツヘの関心の高まりなども考慮し、各地におけるスポ ツ振興やそれに伴う健康啓発への支援を検討しています。また、中国での雇用も当社にとっての注力すべき課題となっています。現地採用者の拡大、教育啓発やキャリアアップヘの支援など、社会背景も踏まえた施策の展開を図っています。

久光中国 江逸風

私は、日本に留学し日本で採用され、故郷である中国での業務に従事しています。中国では日本以上に、健康や痛みについて、興昧を持つことが、重要になってきています。日本での取り組みを手本に、健康知識の啓発などを文化の違いを踏まえて広げていけるとよいと考えています。まだ多くの人がサロンパス®の良さに気付いていない硯実を変えていくことが、事業にとっても中国社会にとっても意義あることだと思います。

久光中国 陳荷

中国では、働き方も大きく変わってきていると思っています。その中で、個人として、組織としてより高みを目指すモチベーションをもてる労働環境を整えることが自分の大きな役割です。海外で働く久光の人たちとの交流にも興昧があります。

久光中国のこれまで

2012年 「久光制药技术咨询(北京)有限公司」設立

  • 取り扱い店舗数を5万店へと拡大
  • 中国全域全ての省で取り扱い

2018年1月 販売会社「久光制药(中国)有限公司」を蘇州市に設立

  • 中国における薬品取り扱い許可 「GSP」認証取得
  • 中国全域全ての省で取り扱い

従業員の声

日本企業で働くこと、蘇州の事務所で働くことなど、プライドを持って仕事に打ち込める。

製品の吊質に対する責任など多くのことを学ぶことができている。

中国での製造にも期待したい。

処方薬も含め、中国での健康に貢献したい。

日中両国の良いところを加昧した 労働瑣境整備を進めたい。

上海地区最大級の薬局チェーン国大蒟房代表インタビュー

久光中国 陳荷

国大蒟房上海公司は、年間4,000億元の営業利益を誇る世界的規模のChina Na tiona l Pharmaceutical Group Co. (Sinopharm)の中で、医薬品の酉販、フランチャイズ小売、病院への卸売を統合した企業であり、上海地域などの医薬品の流通を硫括しています。直営店舗と加盟店を合わせ740店舗を超える販売網を持ち、久光製薬の商吊の取り扱 いも行っています。「命を守リ、健康を育む」ことを理念とし、「人々のライフサイクル全般にわたる健康需要を満たすこと」をミッションとするSinopharmは、久光製薬グループが掲げる「世界の人々のQOL向上を目指す」と理念を同じくし、災害支援やスポーツ支援をはじめ、さまざまな社会責任を果たす取り組みを進めています。

総経理挑写様
写真左から久光中国松木総経理・哀東・徐培栄

久光製薬グループヘの期待

社も久光製薬と同じく、お客様一人ひとりのQOL向上を重視している企業であり、より強固な協力関係のもとに、更なる取り組みができると思っている。

医療先進国である日本での経験を活かし、中国の医療課題にも積極的に関わり、日本で取り扱っている医薬品の中国展開も検討してほしい。

高齢者対策、スポーツを通じた健康増進活動や災害支援など、弊社が取り組んでいる活動への協働も検討してほしい。

中国では医療技術の向上と全国民への医療サービス供給体制の構築を同時に進めている課題がある。商品供給だけでなく、知見を活かした上で積極的に中国医療環境の整備に貢献してもらいたい。

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