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環境とのかかわり

環境管理

全社員が環境保全の重要性を認識し、環境面からも社会的課題の解決に取り組んでいます。研究開発から生産、販売プロセスが環境に与える影響を評価し、バリューチェーンにおける環境負荷低減に努め、豊かな地球環境の実現を目指しています。今後も積極的な地球温暖化防止への取り組みや商品を通じた環境保全活動を推進していきます。

環境管理

環境方針

地球温暖化防止や環境負荷低減などに関する環境方針を定めて、環境保全活動を推進しています。エネルギー使用量の大きい生産機能を有する事業所(九州本社・宇都宮工場)では、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001認証を取得しています。

環境カード
環境カード

環境マネジメント体制

エネルギー使用量は、九州本社(鳥栖工場を含む)と宇都宮工場で、全体の約85%を占めています。また、筑波研究所が約10%、東京本社と支店営業所が合わせて約5%のエネルギーを使用しています。
当社は、環境負荷の大きい九州本社および宇都宮工場を対象にISO14001の認証を取得し、環境マネジメントシステムを運用しています。

  • 1.省資源、省エネルギー、廃棄物削減を積極的かつ果敢に推進します。
  • 2.原材料、機器、設備の購入にあたっては、環境への影響を十分に配慮します。
  • 3.商品の開発、改良にあたっては、環境にやさしい商品づくりを目指します。
  • 4.環境関連の法規、及び協定等を遵守するとともに、環境の汚染防止に努めます。
  • 5.地域社会における環境保全活動に積極的に参画し、地球環境の保護に貢献します。
  • 6.環境保全活動の成果を確実なものにするため、従業員の理解と認識を高める教育を行います。

環境負荷の全体像

久光製薬では、事業活動における資源の投入量(インプット)と、その活動に伴って発生した環境負荷物質(アウトプット)を把握することで、これらの削減に努め、環境負荷の低減を目指しています。

環境負荷の全体像

環境目的、環境実績(2016~2018年度)

ISO14001を取得している九州本社・宇都宮工場では年度目標を設定し、その着実な推進を図っています。2016~2018年度の3年間の環境実績は、省資源、省エネルギーなど主要なテーマについておおむね目標を達成しました。今後も引き続き、結果を重視した活動を展開していきます。

環境方針 環境目標 3年間の主な環境実績
省資源 省資源化につながる
活動を推進する。
  • ・製品に使用するクロス材質見直しでPET使用量を224t削減した。
  • ・ボイラーで使用する冷却水を循環させ効率的な水使用を推進した。
  • ・書類の電子化、統合等によるペーパーレス化を推進した。
省エネルギー 九州本社および
宇都宮工場のエネルギー
原単位を2015年度
実績比に対して
3%削減する。
・2015年度実績比に対して3%増となった。
エネルギー利用に関して
高効率化設備の
導入を推進する。
・宇都宮工場での清原工業団地のスマートエネルギーセンター事業への参加(2019年9月稼動予定)。
九州本社および
宇都宮工場に関連して
発生するCO₂を削減する。
・製品輸送に関してモーダルシフト(陸送から海上輸送)を推進し3年間で654tのCO₂排出量を削減した。
廃棄物削減 カイゼン活動の
ロス低減テーマに従い
廃棄物を削減する。
・商品の製造ラインのトラブル防止、製造ロスを防ぎロス低減を実施した。ロス低減活動における目標達成率は80%以上を維持した
グリーン調達 環境に配慮した原材料、
建築資材および
設備機器の
調達を推進する。
  • ・事務用品のグリーン購入率は90%以上を維持した。
  • ・サプライヤーに対して環境に配慮した事業活動を行っているか調査を開始した。
環境関連の法規等の
遵守と環境汚染予防
環境測定データの
自主基準違反ゼロを
維持する。
・環境測定データの自主基準違反ゼロを維持した。
環境にやさしい商品づくり 新規商品の開発、
製品の製造工程および
仕様変更時に環境への
影響を配慮することにより
環境にやさしい
商品づくりを推進する。
  • ・研究開発段階で製品環境アセスメントを実施行した。
  • ・研究開発段階で製剤質量を削減するための製剤設計を行い、さらに、製剤分析時間の短縮および人体への影響が少ない試験法を作成した。
地域社会における
環境保全活動
地域社会における
環境保全活動を
実施する。
  • ・事業所周辺地域の美化作業の実施および自治体主催の美化作業に参加した。
  • ・「久光製薬株式会社ほっとハート倶楽部」を通じてNPO法人等の環境団体へ寄付を行い環境および生物多様性保全活動を実施した。
環境マネジメント
システムの継続的改善
環境マネジメントに
関する運用の改善と
効率化を推進する。
  • ・ISO14001の2015年規格への移行を行い認証を受けた。
  • ・マネジメントマニュアルの改訂、従業員への教育および内部監査を実施しマネジメントの効率化を推進した。
  • ・本業と目標の統合を推進した。

3年間の環境目標達成率の推移

2016~2018年度の3年間の環境目標に対する達成率は毎年1%上昇し、良好な傾向で推移しました。また、3年間の平均目標達成率は93%でした。

2016年度 2017年度 2018年度 平均
環境目標件数 112 118 106 112
達成件数 103 110 100 104.3
達成率 92% 93% 94% 93%

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