2002年 薬木薬草園通信

7月号(vol.1)ローズマリー8月号(vol.2)ローズゼラニウム9月号(vol.3)ナスタチューム10月号(vol.4)ジャスミン11月号(vol.5)セージ12月号(vol.6)カイエンペッパー
ローズマリー 7月号/vol.1
薬用部:葉・花・茎 用途:強壮・利尿・鎮痛
「ローズマリー」という名前は、ラテン語の"ros marinus"(ロスマリヌス)から名付けられました。また、海に向かった崖などによく育つことから「海のしずく」とも呼ばれます。和名を「マンネンロウ」と言い、花言葉は「思い出」です。
原産地は地中海沿岸で高さ20〜200cmに成長します。5〜6月と11〜3月に茎の先のほうに多数小さな唇形の青や白、ピンク色の花を咲かせます。ローズマリー全体には香りがあり、アロマテラピーに用いられます。香りの効果には、集中や精神的な疲労の回復、食欲抑制があります。また、若返り・老化防止のハーブといわれ、お肌や毛髪にその力を発揮し、たるんだお肌を引きしめてくれます。料理で使用する際は肉や魚、じゃがいもなどとの相性が抜群です。
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ローズゼラニウム 8月号/vol.2
薬用部:葉・花 用途:収れん・抗菌・湿疹 原産地:南アフリカ
匂いのするゼラニウムを総称して「センテッドゼラニウム」と呼びます。この中でも特に親しまれている代表的なものに「ローズゼラニウム」があります。ローズゼラニウムという名前はバラの香りがすることから名付けられています。和名を「ニオイテンジクアオイ」と言い、原産地は南アフリカです。高さ30〜100cmに成長し、4〜9月にピンク色の花を咲かせます。寒さには弱いので、霜が降りる前には鉢上げをして軒下に置くか、室内に入れてあげましょう。 ローズゼラニウムの精油には皮膚の弾力を回復する作用があり、美肌への効果を持ちます。女性には素晴らしい薬効ですね。また、葉を利用したハーブバスでは肌をひきしめ、湿疹などに効果があります。料理で使用する際、葉はお菓子に焼きこみ、花は料理に飾るなどして風味と彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
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ナスタチューム 9月号/vol.3
薬用部:葉・花・つぼみ 用途:風邪・強壮 原産地:南アメリカ
「ナスタチューム」の和名は金蓮花(キンレンカ)と言い、ナスタチュームの葉が蓮の葉を小さくしたような形をしていることから名付けられました。原産地は南アメリカで、高さ20〜60cmに成長するものから3mにまで成長するものもあります。6〜7月と9〜10月に赤やオレンジ、黄色の花を咲かせ八重咲きなどさまざまな品種があります。緑色の若い種子はピクルス漬けとしたり、おろしてワサビの代わりにする事も出来ます。また、花や葉にはピリッとした辛みがあり、サラダやサンドウィッチに利用できます。葉にはビタミンCやミネラルが多く含まれるため風邪などの症状をやわらげてくれます。花はアブラムシの天敵の虫、ハエやアブを呼び寄せるので、リンゴの木、ブロッコリー、ジャガイモ、キャベツなどに混植すると効果があります。
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ジャスミン10月号/vol.4
薬用部:花 用途:鎮静・抗うつ 原産地:インド・ヒマラヤ
「ジャスミン(Jasmine)」という名前は、アラビア語のyasminからきており、それがフランス語のjasman、英語のJasmineに変わった事から名付けられました。和名は「素馨(ソケイ)」と言い、白い香りという意味があります。原産地はインド・ヒマラヤで、高さ1m〜2.3mまで成長します。ジャスミンの仲間は世界に400種ぐらいあり、いずれも熱帯の花木で、黄ソケイ以外は寒さに弱いので、冬は室内か温室で育てます。7月〜9月には枝先に芳香のある白い花を5〜6個咲かせ、花がひとつ開くだけであたりは甘い香りに包まれ、暗くなるとさらに香りは強くなります。花からとれる精油は、優雅で甘美な香りがし、高級な香水原料となります。特に、早朝に摘まれたジャスミンの花からは良質のジャスミン油がとれるとされます。また、精油には抗うつ作用に効果があるほか、オイルマッサージをする際にも使え、気分を明るくしリラックスさせてくれます。鉢花にして、家の中で甘く優しい香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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セージ 11月号/vol.5
薬用部:葉・花 用途:食欲増進・消化促進・強壮 原産地:地中海沿岸
「セージ」は和名を「ヤクヨウサルビア」と言い、属名「サルビア」はラテン語のsalvus(安全な、健全な)を語源とします。万能薬と信じられていた古代ローマでは、Herba sacra(神聖な草)という別名もありました。物語の中にも登場するセージは、魔女がよく使っていたと伝えられている植物です。原産地は地中海沿岸で、高さ30〜70cmに成長します。5〜7月にかけて、紫色、青や白色の唇形の花を枝先のほうに穂状につけます。数ある薬草の中でも、セージは優れた利用法が多く、ヒーリングプランツ(癒しの草)と言われるほど、私たちの心や身体を癒してくれます。葉の浸出液はフェイシャルスチームやローションなどに利用でき、油肌を整えます。コモンセージの精油には、脂肪を溶解してくれる美容効果もあります。また料理では、脂肪分の多い鳥・豚・魚料理、レバーなどの臭みの強い料理に葉を使います。ただし、風味が強いので使いすぎには注意しましょう!そして、知ってましたか?ソーセージの名前は、このセージからきているんですョ。
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カイエンペッパー 12月号/vol.6
薬用部:果実 用途:強壮・発汗促進・消化促進 原産地:アメリカ大陸の熱帯地域
最も広い地域で生産されている「カイエンペッパー」は、私たちもよく知るスパイスの一つです。和名が「トウガラシ」と聞けば、馴染み深いかと思います。原産地はアメリカ大陸の熱帯地域で、1mほどに成長します。6〜8月に葉のつけ根に白い花を1〜3個咲かせ、その後白い種を含んだ緑や赤い実をたくさん付けます。果実の収穫は、緑の時でも赤い時どちらでもできます。 カイエンペッパーは料理に使われる事が多く、生でも乾燥させても使えます。ビタミンCが豊富な生のカイエンペッパーを買う時は、カリッとしたしわのないものを選ぶのがコツです。粉末のものは、メキシコ料理やカレーなどに利用され、タバスコの原料でもあります。食用とする他、もちろん薬用もあり、炭水化物の消化を助ける働きや、強壮剤としても用いられます。しかし、刺激が強いので大量に用いると大変です!胃や腸の炎症の原因になる事があるので、使いすぎには注意しましょう。また、クリスマスリースにも最適です。今年のリースを赤や緑のカイエンペッパーで彩ってみてはいかがでしょうか☆

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