CSR活動 2018

ごあいさつ

中冨博隆
代表取締役会長
最高経営責任者(CEO)
中冨博隆

中冨一榮
代表取締役社長
最高執行責任者(COO)
中冨一榮

持続可能な社会の実現

久光製薬は1847年の創業以来、当社を支えてくださるステークホルダーの皆さまに事業を続けることを託されています。これは、当社が掲げる「世界の人々のQOL向上を目指す」という経営理念のもと、「貼付剤による治療文化を世界へ」という企業使命の実現に向けて取り組んできたことをご評価いただいているものと考え、今後も事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組んでまいります。
私たちがグローバルに事業を展開していく上で、「手当て」という言葉を大切に考えています。大切な人に手を添え、心を込めて癒すという行為に込められているのは相手への思いやりであり、「貼る」の原点でもあります。世界が大きく変化し、気候変動や社会格差の拡大などグローバルな視点で解決すべき社会課題の前で、「貼る」を通じて課題解決を図り、社会の持続可能性を高めることが、当社が果たすべき役割であると認識しています。
私たちは、常にお客さまをはじめとする多くのステークホルダーの皆さまの声を聴き、的確に商品・サービス、事業運営に活かすべく、努めてきました。さまざまな社会課題の前で、そこで何が起きているのか、と根源的な問いかけを常に自問することが、「声を聴く」という姿勢を一層深めていくものと思っています。表面的な事象にとらわれず、行間や声にならない意識を先取りして実現することで、持続可能な社会の実現に向けて寄与してまいります。

中期経営方針の進捗

2017年に発表した「第6期中期経営方針」では、ESGの推進を掲げ、事業活動のあらゆる側面の見直しにも着手しました。統合的な推進体制の構築には、もう少し時間がかかりそうですが、英国現代奴隷法への対応など人権面での取り組みやコンプライアンスの強化など先行して幾つかの成果も見えてきています。
また、2017年には、中国蘇州や香港で新会社を設立し、企業使命を実現するための歩みを継続しています。日本とは制度や文化が違う中で、多様性と調和を大切にしながら事業を推進するためには、 ESGを包括的に検討していくことが重要だと考えています。

環境・社会面の価値向上を目指して

環境面では、「パリ協定」以降、世界が変わり始めているものと認識しています。この社会的な動向に対して、久光製薬としてもより積極的な対応を検討しています。各国の関連法規制等の遵守はこれまでも確実に実行していますが、長期的な展望を見据えた方向性を定め、自社での取り組みだけでなく、バリューチェーン全体を俯瞰した取り組みを着実に進める必要があると考えています。
社会面においては、患者さまをはじめとするお客さま一人ひとりのQOLに対するアプローチや従業員に対する育成の施策、人権、社会が必要とする意識の具現化など多くの課題があります。
2018年3月にはグループの「人権方針」を定め、具体的な取り組みを推進していくことを明らかにしました。また、人材育成の面では、さまざまな施策を進めることで、女性管理職比率や有給休暇取得率の改善が見られています。
また、「世界の人々のQOL向上を目指す」という経営理念を実現するため、東京2020オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナー(外用鎮痛消炎剤)として大会の成功に向け支援することとしました。
東京2020大会のオフィシャルパートナーの活動を契機として、この時代を生きるすべての人々に「貼る」にしかない驚きや安らぎ、感動をお伝えし、元気で、すこやかな未来を作り出す社会の実現を進めてまいります。
そして、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」に国際社会全体が取り組んでいく中で、当社もサステナブルな社会の実現に向けこれらの取り組みを推進してまいります。

当社のCSR報告書は、久光製薬グループのCSR推進について、ステークホルダーの皆さまに評価いただきながら、活動を進化させるためのコミュニケーションツールです。
継続して報告している海外での取り組みは、今回は米国の久光アメリカとノーベンを紹介しています。
報告書の内容で不明確な点や当社への期待などがございましたら、ご意見やご要望等お寄せください。皆さまの率直な感想・ご意見を承ることで、更なる内容の充実につなげてまいりたいと考えています。

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